意外と知らない!?飲める温泉水のシリカとケイ素について

 

天然の美容成分「シリカ」。

 

シリカ水はミネラルウォーターの中でもまだまだ人気があります。

 

私(管理人)は、主に飲みやすいミネラルウォーターを皆さんにお伝えしています。

 

そして、健康や美容成分の豊富なミネラルウォーターも特集しています(^^♪

 

 

 

さて、今回の記事にもあるように…

 

私も当初は「シリカ」と「ケイ素」はそれぞれ違うものであることをよく理解していませんでした。

 

 

良く目にする商品説明の中に…

 

「シリカ(ケイ素)を97mg/Lも配合」

 

と書かれた商品説明がありました。

 

初めてこの説明を読んだとき…

 

「シリカ」と「ケイ素」って一緒なの!?

 

ってなりませんか(^-^;?

 

この疑問にちゃんと答えるために

 

管理人も一か月かけて調べました。。

 

わたしは最初…

 

「シリカ」 = 「ケイ素」

 

と理解していました。

 

でも調べて分かったのは、厳密にいうと違います。

 

 

他のサイトでシリカ水の紹介ページとか見ても

 

説明が面倒なのか…

 

「混乱しないために、シリカとケイ素は一緒のものだとお考え下さい」

 

と一言記載されてそれで終わりでした(-_-;)

 

 

 

シリカとケイ素は一緒じゃないよ(´・_・`)

 

その考えだと必要摂取量を間違えちゃうよ(´・_・`)

 

 

 

何も知らないでシリカ水を買っている人たちが心配しているわけです。。

 

それで、この記事では

 

厳密にいうと、「シリカ」、「ケイ素」がそれぞれ何を表しているかについて詳しく紹介します。

 

 

 

シリカ水を試してみたいとお考えの方で

 

この記事を見ているあなたはホント良かったと思いますよ。

 

 

「シリカ」とは?

まず、「シリカ」について知っていただきましょう!

 

ちなみにこの記事の目的である「シリカ」と「ケイ素」の違いについて最初にお伝えしたいと思います。

 

 

「シリカ」 = 「ケイ素」  ではありません!

 

ケイ素の摂取を目的とした商品の中には

 

「シリカ(ケイ素)…○○mg/L含有しています」

 

という商品説明を目にしますが、同じ物質ではありません。

 

「シリカ」は厳密にいうと…

 

二酸化ケイ素」を表しています。

 

二酸化ケイ素とは…

 

元素記号:SiO2

 

 

「ケイ素」が1つに対して「酸素」が2つによってできている物質です。

 

英語で「silica(シリカ)」と言います。

 

ですから厳密にいうと「シリカ」とは「二酸化ケイ素」というもの表わしています。

 

「シリカ」 = 「二酸化ケイ素」 が正しいです。

 

「シリカ」 = 分子記号「SiO2」 が正しいです。

 

それでも…

 

Wikipediaには…

 

「シリカ(英: silica[1])は、二酸化ケイ素(SiO2)、もしくは二酸化ケイ素によって構成される物質の総称」

 

と書かれています。

 

ですから一般的には、もう少し広い意味で使ってるのが事実です。

 

身近なものですと、砂、ガラス、乾燥剤などに使用されています。

 

また、食品添加物としても使われます。

 

ビールやみりん、醤油、ソースなどのろ過工程で使われます。

 

シリカ(二酸化ケイ素)はカラダの中のいろんな部分に存在します

 

皮膚や髪、骨などに含まれる必須ミネラル「シリカ」は、水溶性のものに限ります

 

シリカ(二酸化ケイ素)は、そのままでは体に吸収されません。

 

吸収されるには、水に溶けだしてイオン化しているシリカ二酸化ケイ素ケイ素化合物)でなければ

 

必須ミネラルのケイ素(Si)を体に取り入れることができません。

 

この水の中にイオン化して溶け出した水溶性ケイ素(Si)こそが私たちのカラダに必要なものです。

 

ちなみに、

 

シリカは危険!発がん性物質です!

 

と言われているものは結晶性シリカです。

 

勘違いされやすいので説明します。

 

〜結晶性シリカと非結晶性シリカについて〜

シリカは大きく分けて2種類あります。

 

石英などの結晶性シリカ

 

そして

 

シリカゲル、高温加熱など加えていない珪藻土や

 

生物中に存在する非結晶性シリカ

 

この2つに分類することができます。

 

カラダに悪いと世間から避難されるのは不溶性の結晶性シリカです。

 

石英も結晶性シリカです(食べる人はいないと思いますが食べちゃダメです)。

 

代表的なのは

 

クリストバライトの粉塵です。

 

この物質は不溶性の結晶性シリカです。

 

国際がん研究機関(ACRE)は発がん性があるものと分類しています。

 

ポイントは 水溶性なのか不溶性なのか です。

 

高シリカの栄養食品も食品添加物のシリカも水溶性なので問題ありません

 

 

シリカの期待されている効果について

さて、ここまで説明しましたのでお分かりだと思いますが、

 

「シリカ」が必須ミネラルなのではありません。

 

シリカの素晴らしい効果として知られているのはすべて「ケイ素」と言われるミネラルによるものです。

 

その「ケイ素」こそが、

 

骨を丈夫にしたり、コラーゲンを生成してお肌をきれいにしたり、

 

血管や髪などを生成するのに必要なミネラルとなります。

 

もちろん!シリカを摂取すれば「ケイ素」も摂取していることになります。

 

 

繰り返しになりますが、

 

「シリカ」(元素記号:SiO2)に含まれる「ケイ素」(元素記号:Si)こそが重要です!

 

そして、水溶性水に溶けている)であることが必要です。

 

水溶性のシリカを摂取すれば美容と健康に必要な「ケイ素」の効果を期待できますよ。

 

 

「ケイ素」とは?

では、一番重要な「ケイ素」についてお伝えしたいと思います。

 

〜ケイ素とは〜

 

元素記号:Si

原子番号:14

原子量:28.1

 

地球で2番目に多い物質です。

 

1位…酸素(49.5%)

2位…ケイ素(25.8%)

3位…アルミ二ウム(7.56%)

 

 

英語で「シリコン」と言います。

 

こちらの方が聞きなれている人も多いかもしれません。

 

地殻中に大量に存在します。

 

地面の砂などにも含まれています。

 

私たちの身近にあるいろいろなものに使われます。

 

コンピューターの半導体とか合金、シリカゲルなどです。

 

そんな工業用品にも使われる「ケイ素」が本当にカラダに良いのでしょうか?

 

「ケイ素」自体はカラダに必要なミネラルです。

 

先程、結晶性シリカと非結晶性シリカ」で紹介しましたが、

 

水晶のような結晶性シリカの摂取はカラダに悪いとされてます(>_<)

 

食品に含まれる、またはミネラルウォーターに含まれる「ケイ素」は問題ありません。

 

ご安心を(^^♪

 

ケイ素の期待されている効果について

「ケイ素」はコラーゲン生成するために用いられるミネラルです。

 

健康な肌や、髪を生成する上で必要なミネラルとしてよく知られています。

 

ですから、美しさを保つのにもケイ素は必要なのです。

 

そして、「ケイ素」は骨や歯を作るのにも主要な成分です。

 

 

後ほど紹介しますが、「ケイ素」をたくさん摂取している人は

 

骨が丈夫な傾向にあるという研究データがあります。

 

年齢とともに骨や歯も脆くなりますから、

 

美容を意識している人だけではなく、健康を維持するためにも摂取してほしいものです。

 

さらに言うと、

 

ケイ素は体のすべての器官にも使われる唯一のミネラルです。

 

髪、肌、骨、爪の生成にはケイ素が必要です。

 

もちろん目、鼻、口、歯、舌、手、足、心臓、肝臓、肺、腸、胃なども同じことが言えます。

 

カラダに大切なミネラルであることは分かっていただけたでしょうか?

 

カラダに必要といえる根拠

「ケイ素」の大切さをお伝えするのに最も権威ある研究なのが

 

「フラミンガム研究」「フラミンガム子孫研究」というものです!

 

まず、この研究はどのようなものかというと、

 

〜「フラミンガム研究」と「フラミンガム子孫研究に」について〜

 

アメリカのマサチューセッツ州の都市ボストンから30kmほど離れたフラミンガムという町で

 

大規模な実験が1948年9月からスタートしました。

 

フラミンガムの住民たちが毎日何を食べたか細かく記録・報告して、健康診断を定期的します。

 

その中でどんな要因でどんな病気かかりやすいかを調査するというものです。

 

町まるごと!そしてたくさんの人が長期にわたって徹底的にこの研究に参加しました。

 

膨大なデータが集まりました。

 

「フラミンガム子孫研究」というものはもともとフラミンガム研究に参加していた子供(第二世代)を対象にした研究です。

 

フラミンガムの住民(38歳〜87歳までの男女:約2800人)が同じように、

 

食生活や健康状態が調査されました。

 

かれこれ60年以上続いている研究です。

 

ちなみに、今では当たり前ですが、喫煙、肥満、糖尿病、高血圧の合併症が

 

心臓病のリスクを高くすることなどを証明したのもこれらの研究データに基づいたものです。

 

短く説明したつもりですが長くなりました(^-^;

 

さてさて、

 

フラミンガム子孫研究から「ケイ素」についても大切なことが分かりました!

 

 

ケイ素の摂取量と骨密度の関連性を調べた結果、

 

ケイ素をたくさん摂取していた人たち(1日40mg以上)を

 

ケイ素を最も少なく摂取していた人たち(1日14mg未満)と比較すると。

 

骨密度が10%近く高いことが分かりました。

 

ちなみに、この子孫研究のデータから

 

カルシウムを多く摂取していた人たちと、もっとも少なかった人たちを比較したとき、

 

骨密度の差は5%ほどだったようです。

 

つまり、

 

ケイ素は骨密度に与える影響はカルシウムより大きい」と研究グループは結論しました。

 

それ以前に行われていたマウスの実験では、

 

「ケイ素が健康的な骨を維持するのに必要だろう」と考えられていたみたいですが、

 

人を対象にして信頼性の高い結果を得られたのは、この研究のおかげでしょう。

 

まとめ:ケイ素について

ケイ素は美容や健康の維持のために積極的に摂るのは良いことだと思います。

 

たくさん摂取してもちゃんと尿から排泄されることが分かっていますから

 

取り過ぎによる危険もありません。

 

ただ、一日に大量のシリカをとっても意味がないので、

 

大切なのは毎日定期的に摂取することです。

 

成人であれば1日に10mg〜40mgほど消耗すると言われています。

 

高シリカのミネラルウォーターや、食べ物から摂取して健康や美容を維持しましょう。

 

 

 

シリカのあまり知られていないこと

シリカ水でもっとも有名である「のむシリカ」の公式サイトを見てみますと、

 

 

1リットルあたり 「 シリカ(ケイ素)…97mg 」

 

と書かれています。

 

 

 

ココで皆さんに問題です!

 

【問題】

「のむシリカ」シリカ(ケイ素)97mgは
「シリカ」(分子記号:SiO2)の含有量だと思いますか?
それとも、
「ケイ素」(元素記号:Si)の含有量だと思いますか?

 

【答え】

答えは、
「シリカ」(SiO2)の重さなんです。。
(公式ホームページからで問い合わせて確認しました)

 

 

ということは体に必要とされるミネラルの「ケイ素」はもっと少ないことになります(-_-;)

 

シリカの含有量が100mgだとしても「ケイ素」の含有量はもっと少ないです。

 

 

シリカ100mgにどれだけのケイ素が入っているの?

シリカの元素記号は「SiO2」です。つまり「ケイ素」1つに対して「酸素」が2つになります。
ケイ素の原子量は約28。酸素は16。
になりますから28+16+16=60となります。
同じ100mgでもシリカの方は酸素2つ(16+16)ぶんが含まれています。

 

100×(28/60)=約46.7

 

ということで100mg中のシリカにはケイ素が約46.7mg含有していることになります。

 

 

つまり、 シリカの約46.7%がケイ素 ということになります。

 

「のむシリカ」1リットルあたり97mgシリカほどのが含有していれば、

 

97mgの46.7%なので約45.3mgです。

 

成人が1日に消費するケイ素の量は10〜40mgなので

 

「のむシリカ」を1リットルも飲めば十分補給することができるでしょう

 

ただ、「のむシリカ」などは中硬水でちょっと飲みにくいんですよね(^-^;

 

私が温泉水を紹介をおすすめする理由は

 

軟水超軟水で飲みやすいのに

 

「のむシリカ」と同じくらいかそれ以上のケイ素を含有してる温泉水があるからです。

 

温泉水には「メタケイ酸」と呼ばれる希少成分から「ケイ素」を摂取できると考えられています。

 

おすすめの温泉水

ちなみにですが、

 

「のむシリカ」をおいしく飲めるのであれば「のむシリカ」は本当におすすめです!

 

バナジウム、サルフェート、炭酸水素イオンなどさまざまな希少ミネラルが含まれているからです。

 

「のむシリカ」について詳しく知りたい方はコチラの記事もご覧ください。

 

私(管理人)みたいに中硬水ですら飲みにくいと感じてしまう人には、

 

もっと飲みやすい軟水や超軟水がおすすめです。

 

温泉水にはケイ素が豊富でありながら軟水、超軟水が存在します。

 

管理人としてはそちらの方が飲みやすいし、続けやすいと思いますよ。

 

シリカがたくさん取れて飲みやすいミネラルウォーターを

 

3つ紹介したいと思います。

 

 

 

薩摩の奇蹟

 

 

薩摩の奇蹟

採水地:鹿児島県 奥屋敷・市比野

 

「薩摩の奇蹟」超軟水(0.6mg/L)のくせのない飲みやすさです。
美肌成分メタケイ酸が103mg/Lの含有しています。ここからケイ素(Si)そのものの含有量を割り出すと35mg/Lとなり比較的ですが高い含有量です。
残念ながら500mlのペットボトルは製造していませんでした。こちらは10Lパックが主流の商品となっています。
そのため、10Lパックを楽天の最安値から計算すると500mlあたり63円と驚異的な安さとなります! お値段を抑えたいならオススメです

 

※2Lペットボトルも販売していますが、10Lパックの方が断然お得です。

 

ケイ素 飲みやすさ 価格(500ml)


35mg/L


超軟水


約63円

 

価格の確認はコチラ

 

 

 

【おすすめ】飲む温泉 観音温泉

 

 

飲む温泉 観音温泉

採水地:静岡県下田横川 観音温泉(伊豆の天然水)

 

多くのミネラルウォーターブランドがシリカ(SiO2)の含有量を表記する場合がほとんどです。
その方がたくさん含有しているように見えるからです(^-^;
公式サイトによると
観音温泉にはメタケイ酸(150mg/L)が含有しています。そのうちの54mg/Lが美容成分のシリカと表記されています。しかし厳密には「ケイ素」の含有量を表記しています。
いっけん、ケイ素の含有量が少なく見えますが、実際にはトップレベルの含有量です
お値段はちょっと高めですが、成分表記からするに信頼性が最も高いと言えます。
5つ星レストランの調理水として使われてることでも知名度がとても高い温泉水です。

 

ケイ素 飲みやすさ 価格(500ml)


54mg/L


超軟水


約176円

 

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最後に


いかがでしたか?

 

今回の記事で「シリカ」と「ケイ素」の違いについて理解していただけたでしょうか?

 

 

 

シリカは1日に10〜40mgの摂取が必要」

 

 

と書かれた商品説明がなされているものもありますが、

 

権威ある研究データ(フラミンガム子孫研究)から分かるように、

 

本当は、

 

 


ケイ素は1日に10〜40mgの摂取が必要」

 

 

というのが正しいでしょう!

 

もし、「シリカ」でケイ素の必要摂取量を答えるのであれば、

 

シリカは1日に約21〜86mgの摂取が必要」

 

となります。

 

私自身は科学者などではありませんが、

 

ミネラルウォーターに含まれる「シリカ」、「ケイ素」、「メタケイ酸」については細かく勉強して参りました。

 

この記事が皆さんの参考になればうれしいです(^^♪

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

さて、温泉水のなかには「メタケイ酸」というものが入っています。

 

この成分もケイ素が基となっているケイ酸化合物と言われるものです。

 

「メタケイ酸」を「シリカ」の含有量としている温泉水もありますし…

 

「シリカ」と「メタケイ酸」がそれぞれ入っているような成分表記がなされている温泉水もありました…

 

次は「メタケイ酸」について詳しくご紹介します!